引きこもりの定義
専業主婦は、引きこもりなのかとは思いたくないけど、世間では、全員とはいわずとも、一部の人は引きこもりの人もいるのではないかと思われていますね。
「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」と呼んでいます。
引用元:厚生労働省HP
「ひきこもり」は、単一の疾患や障害の概念ではなく、様々な要因が背景になって生じます。ひきこもりのいる世帯数は、約32万世帯とされています。
最近40代、50代の引きこもりが多いと問題になってますが、私もその中の一人なんだな~と考えてます。
引きこもる原因
引きこもりのきっかけは、不登校から引きこもりになる人もいるだろうし、大学受験に失敗して、就職してみたものの環境が合わず退職してなどきっかけは、色々ありそうですね。
仕事を辞めた
仕事を辞めなくてはいけない理由は、家庭の事情や職場の人間関係、旦那さんの転勤など様々あると思いますが、一度辞めて次に進めなくなりそのまま家にいるってことはあると思います。
私も仕事を辞め、何回か転職したことがあって今回辞めた時に、「次は、少しでも収入が良いところへ行くぞ」と思ってたのに、全く「仕事をしたい」という気になりませんでした。お腹から力がはいらない、踏ん張り切れなくなり何もかもどうでもよくなってしまった。
ビジネスホテルの客室清掃やスーパーの総菜でパートをして、それなりに充実し人間関係も辛いときもあったけどなんとかやってきたのに何でこんなに何もする気が起きないのかわからない。
病気になった
自分自身の病気になり病状がよくならずそのまま引きこもってしまう。若い時は次があるさと思えたのに今は思えない、今動けなかったら、5年後、10年後動けているように思えない。
親や子供、家族が病気になったときも寝れなかったり体も心も疲れ何もする気になれず引きこもってしまう。私は、両親がどんどん年を取り、一年のあいだにどちらかが入院・手術することが交互にありました。最近は退院は早くて自宅療養でリハビリが多くなってます。手術するたびに体は弱り、回復も遅くなって「痛い・辛い」という言葉も多くなってます。
痛くても辛くても命はあって生きなくてはならない、両親はよく「もうあとは死ねだけや」と言ったりしてます。
病気は体力を消耗し,希望も奪ってしまうほど疲弊しちゃうんですね。
人が怖い
もともとの性格、人見知りや臆病、神経質という性質を持っている人は、自分に対して怒ってなくても人が怒られたりしているのを見ても人が怖く感じたりするんじゃないでしょうか?
以前派遣で働いていた時の派遣先の工場の社長が怒鳴り散らす人でした。ターゲットを決めて怒鳴る時もあったり八つ当たりだったり、自分が怒鳴られるときもありました。恐怖しかないです。仕事のミスはもちろんいけないので「怒られる」ことは仕方ないことだと思うけど、人権を否定したり、何が悪いとも良くなるようにすることもなくただ闇雲に「怒鳴る」。
怒鳴り声を聞いている毎日に、車の中で泣きながら会社へ往復。ただ悲しい、涙がでてくる、どんどん自分が壊れていって、ついに行けなくなった。そうして派遣先を変えてもらった事あります。
人が怖くなるきっかけの一つですが、人が言う事を聞き流せる人はいいけど、聞き流せない人もいます。聞き流せない人は、怒りっぽい人が多い殺伐とした職場は選ばない方がいいです。贅沢は言ってられないけど、働くなら自分のために少しでも人間関係の良いところに行った方がいいです。
家庭内でのストレス
子育てに悩みはつきものですが、大きくなってくると今まで張りつめていた分、パーンっとはじけてしまいました。私の場合は、子供に離婚の原因を言うことができなくて追い詰めてしまっていたので、私に対する反抗が凄く強かったです。
人に相談できず、ため込んできたものが蓄積して鬱のようになり、働く気にならくなったのも引きこもる原因になりますね。
子供の成長は、それぞれだし比べてもしょうがないけど、「隣の芝生は青い」。上手くいってるようでいても悩みのない人なんていないですよね。きっと。
ストレスで緊張状態がずっと続いている
旅行に行ったり、好きなもの食べたりストレス解消してるつもりだっただけで、ストレス蓄積してました。一時の気晴らしが何もかもが上手くいくとは限らないことがわかる年になると諦めや「もうどうでもいいや」となりませんか?!
仕事の不安があって、失敗した夢をみてしまったり、ドキドキして寝れないことないですか? 特に夜中に目が覚めるとものすご~く暗い思考になったりしませんか? そんな状態が続くと誰でも疲れちゃいますよね。
更年期障害
体の疲れがとれず、自律神経や甲状腺の働きがうまく機能していなかったり、どれが不調の原因かなんてわからないです。めまいがしたりすると、乗り物に乗るのも恐怖になったり、身体の変化が激しいこの年代は元気じゃなくなっても仕方がないことだと思います。
この時期は、不調でも仕方がないし悪くもない。
引きこもってもしてほしいこと
私が家にいるようになってから感じたことは、家にいることが長ければ長くなるほど外にでたくなくなる。すぐに働こうと思う人は探して仕事した方がいいですね、中々きっかけがでてこなくなります。
自己肯定感を高める
引きこもってしまう人には、自分に自信がない人が多いのではないですか!?私はないです。趣味もあるけど、人より飛び出て凄いわけでもないし。でももう後は、子供も大きくなり自分が楽しく生きるだけ。
自分に自信がでてくると外にでたり、行動範囲も広がっていくと思います。何かしたいと思うことも増えるはず。
まずは、自分を責めず、自分の悪いところばかりみず、世間体ばかり気にせず、自分を好きになる。
疲れて寝てばかりの日もあるでしょう。動けそうな日は家の中でストレッチしたり、好きな曲を聴く、好きな映画を見る、好きな本を読むことをして、日々に刺激を取り入れメリハリをつける。
一応主婦として家の中のことしてますけど、ネットで宅配や買い物ができてしまう時代、外に出なくとも不自由しないですから、家が好きで家にいる人もいると思います。
誰かに自分の評価を決めてもらうのではなく、自分を好きでいることが大切です。