客室清掃をやってみた

子宮の手術をした後に、体力がどこまであるか、もどってくるか挑戦したかった私は、あえて「キツイ」と言われる客室清掃をしました。

客室清掃はどういうことするのって思っている人に参考になれば幸いです。

キツイけども楽しい

客室清掃の流れ

1.各部屋のシーツをはがす・ゴミ集め

まずは、ゴミを回収します。地域によっては分別が違うと思います。可燃ごみ、缶、瓶と分けて回収します。これを自分が担当する部屋を回ります。階がまたがることがあります。

回収すると共にどの備品がどのくらい減っているかも確認します。

使用されたコップなどを洗うためにバスルームの洗面台へ置いときます。

大事なのが、忘れ物です。回収しながら、忘れ物がないか確認します。飲みかけのジュース、服、洗面用具など色々あります。お金の場合は、近くのハウスキーパーさんに来てもらい、金額を確認しフロントへ即届けます。自分が疑われないためにも金額と落ちていた場所の確認は、最低でも二人でした方が安心です。他に人がいない場合は、フロントの人にきてもらいます。

シーツをはがすのも結構力がいります。シーツの中に掛け布団を入れてしまうタイプやシーツの上に掛け布団を置くだけのタイプのホテルがあって様々です。また、浴衣や簡単なバスローブタイプの部屋着のようなものもありそれも回収します。

電気ポットの水、空気清浄機の中の水があったらぬきます。水を取り除くのに時間がかかるので早めに捨ててひっくり返して乾かしておきます。

2.各部屋のリネンを配る

回収し終わった後は、新しいシーツ・タオルなどのリネン類をくばります。シングルの部屋、ダブルの部屋、ツインの部屋によって大きさ、枚数が違ってくるので間違えないようにします。その時に備品類・歯ブラシ、ブラシ、ヘアゴム、ひげそり、ティーパックなども一緒に部屋に入れとくと楽です。

拭きあげに使うタオルのことをウエスとよんでました。部屋を拭きあげるウエス、バスの中を拭きあげるウエス、コップを拭きあげるウエス、空気清浄機の水タンクをひっくり返しておくウエス、電気ポットをひっくり返しておくウエス。それぞれ使い分けて使ってました。

3.各部屋のバスルームの清掃

バスルームの清掃は、扉を閉めて割と高めの温度のシャワーを出してまず、全体をかけ流しします。トイレの汚れなど高温の強い水圧をあてると取れるときがあります。

基本素手です。素手でないとバスタブの中のヌルつきや水垢のザラザラがわからないからです。人によっては、ゴム手袋をして洗ってましたが、つけたり外したりが急いでいる中で面倒になってくるので、私は素手でやってました。

この時にシャンプー、コンディショナー、ボディーソープなどを洗い後で補充するためにバスルームの扉の外に出しておきます。

4.各部屋のベッドメイク

シーツをベットマットにかけます。ピーンとしわがないようにします。客室のドアから入って見える方のベットの側面は特に注意してきれいにシーツを掛けます。シングルルームなどは、部屋の広さが特に狭いので。ベットも手が入るか入らないかの隙間しか動かせない間取りのタイプがあったりします。

ベットは重く動かすのは大変で腰痛はつきものです。椎間板ヘルニアになり辞める人も中にはいます。中腰の姿勢が多いので腰痛にならないように自分で姿勢を気をつけてしてないと起き上がれなくなりますね。

中には、腰の強い人もいます。こればっかりは、選べないので自分で対処するしかないですね。

敷きシーツを掛け終わったら、掛け布団をセットしていきます。掛け布団などは、片方によっている時もあるのでパンパンはたいて中のわたが均一になるようにします。これもシーツ、掛け布団がきれいに見えるように注意してセットします。

枕カバーを付け、枕もとにおきます。これもピーンときれいにします。ホテルによっては枕カバーの取り付けが違います。髪の毛は常に落ちてないか付いてないか気をつけます。髪の毛が落ちていると気持ち悪いですもんね。

バスルームの仕上げ拭き

何度か拭かないと水滴が残ります。最初に吸収性のあるタオルで拭き取ったり、ワイパーなどで水滴を取り除いたりしますが、ワイパーのゴムの跡が残ったりしてワイパーはやめる等、日々の掃除の中で改良していきます。如何に早く洗い、拭きあげるかが肝心になるので試行錯誤しながらでした。

シャワーノズルの中の水を出しておかないと後でポタポタバスタブの中に落ちてくるので、水を出し切り、決められた向きに置きます。

鏡と蛇口をきれいに拭きます。指紋の跡、水滴が残ってないか確認します。ここがピカピカだと綺麗さが変わってくるので色んな角度から見て綺麗になってるか確認します。

拭きあげが終わるとバスルームの中の備品のセッティングをします。バスマット、ハンドタオル、バスタオルのセット。向き置き方が決められているのでその通りに置きます。 

歯ブラシ、ヘアゴム、かみそり、綿棒、コットンなどホテルによって備品が違います。

5.各部屋の客室のセッティング

客室の掃除機掛けをします。ベットメイクや掃除機がけは埃がたつので先にしてあとで拭いていきます。埃が目立つ色やテレビなど拭いても後で埃が落ちてきて埃がかぶってしまう時もあって何度も拭くときもあります。

冷蔵庫の中に水滴が残ってないか、残ってたら拭いて、電気ポットも中に水がないか確認してきれいに拭く。テーブルや椅子、備品などは場所が決められているので、その通りにセッティングしていきます。エアコンの温度の設定は夏は、28度、冬は、20度。トイレのウォシュレットの設定も決まってたりします。

6.各部屋のチェックする

客室の扉から拭きながらチェックしていきます。扉は、汚れが付きやすい所があったり取手もきれいにふきます。ハンガーの向き、本数、消臭スプレーなどの向きの確認。自分で決めたチェックの方法でもれがないか、汚れがないか確認して扉をしめます。

7.大浴場の清掃

部屋の清掃している間に、大浴場があるホテルでは、大浴場の清掃をしなければならないようなところもあります。場所によっては、大浴場専用の清掃員を雇っているところもあります。大浴場は、営業していない時間、夜中と昼頃の2回行われてました。

夏はとっても暑いです。基本、家のバス掃除と変わりません。デッキブラシで磨き、椅子や桶を洗い、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープのボトルを洗う。ゴミを捨てる。髪の毛を排水溝から取り除く。

脱衣所のかごやコインランドリーに忘れ物がないか確かめ、きれいに拭き掃除機をかける。備品のセット。ゴミを捨てる。

8.インスぺをする

最後に他のハウスキーパーの人が清掃した部屋を検査(インスペクション:インスぺ)します。

これがホテルや清掃会社によって担当の人がいたり、自分たちでしなくてはならなかったり様々です。結構大変です。人によってベットメイクの仕方が違ったり、ミスしやすいところがあってこの人だとここが見落としあるだろうなとわかるようになります。良い勉強にもなりますが、人のアラさがしのようになるので、揉めたりする原因にもなりやすいです。

ここで書いた他には、連泊用の部屋の清掃があります。なるべく荷物を動かさず清掃することが大事で、置いてあるものをあまり動かさず足りない備品のセットをしたりします。

体力勝負

新しいことに挑戦することは好きで、メラメラと闘志がわき楽しかったんですが、チェックアウト9時からチェックインの15時までの間に清掃、セットをしなくてはならないので、大変でした。

昼休憩もとっている時間がなかったので、今から5から6㎏体重が軽かったです。今は太ってますが、その時は、骨と皮でした。ダイエットしたい人は、ジムもいいですけど、収入が入ってかつ痩せれる客室清掃はおすすめです。インスぺはしなくても良いところを選んだ方がいいですよ。

私は、「汗」がひどくて、水浴びしたほど、 びちょびちょでした。熱中症にならないために水分をとりましたが、ほとんど汗で出ていきました。あと夏はのぼせて大変だったです。

腰痛と汗とのぼせで辞めましたが、今まで気にせず泊まっていたホテルの味方が変わりました。大変な思いをして、清掃し部屋をきれいにしてくれていることには感謝の思いです。見えない裏方さんというのは、どの業界もあると思いますが、見えない気配りに成り立っていることは沢山あるだろうと思います。

ラグビーのワールドカップを見ていて、もちろん選手1人1人の努力もあってですが、表からはみえない裏方の人の頑張りがあるのかなと思いながら見てました。家族だったり、トレーナーの人だったり。

夢や感動を人々に与えれることは凄い事ですね。

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