2020年4月から新制度がスタートします
新制度の対象となるのが、住民税非課税世帯・準ずる世帯の学生です。
申請期間が2019年11月1日から30日までです。ただし、学校ごとに締切日が違うので確認をした方がいいです。申請できる対象となる学校は、大学・短期大学・高等専門学校(4年・5年)・専門学校です。
奨学金については、働いてから返すもの(貸与型奨学金のこと)と認識していました。「給付型奨学金」というのもあったんですね。
「給付型奨学金」は、原則返さなくてもいい奨学金のことで、国費から出されてます。平成29年に大学などに進学した人を対象とした「給付型の奨学金制度」が創設されたようです。知らなかった。
「授業料の減免」と「給付型奨学金」の支援が受けられる
現時点で「貸与型奨学金」(無利子・有利子)を借りている人は、「給付型奨学金」が受けられる可能性ありです。返さなくても良い「給付型奨学金」にできたらいいですよね。すでにJASSOの「給付型奨学金」を受けている人は、新制度へ切り替えることができるので、条件等を調べて手続きが必要です。
また、現時点で「奨学金」や「授業料免除の減免」を受けてない人は、支援が受けられるかもしれないので確認した方がいいということがわかりました。
経済的な理由で学ぶことを諦めないで欲しいという国の政策です。
JASSOとは、なんぞや?
独立行政法人 日本学生支援機構(Japan Student Services Organization)の頭文字をとったJSSOのことです。
支援を受けれる人が増える
収入が一定額以下の世帯であれば、住民税非課税世帯でなくてもその3分の2または3分の1の支援を受けることができます。高等学校や大学ごとの推薦枠もないようです。誰でも受けられる可能性があるということですね。(※国や地方公共団体から確認を受けた大学等に在籍してる人に限ります。認められていない学校へ通う場合、支援は受けれないです。)
注意しなければいけないのは、「学ぶ意欲がある学生」に限られるという点です。学業成績や学修計画書等により確認され、単位数が標準の2分の1以下など学業に取り組んでないとなると支援が打ち切られたり、学業を頑張ってないと認められた場合は、奨学金の返還等が必要になるそうです。
給付型奨学金の支援額が増える
「給付型奨学金」の支給される月額は以下のとおりです。
区分 | 自宅通学 | 自宅外通学 | |
大学・短期大学・専門学校 | 国公立 | 29,200円(33,300円) | 66,700円 |
私立 | 38,300円(42,500円) | 75,800円 | |
高等専門学校 | 国公立 | 17,500円(25,800円) | 34,200円 |
私立 | 26,700円(35,000円) | 43,300円 |
※生活保護世帯で自宅から通う人、児童養護施設等から通う人は(かっこ)内の金額です。また、上記の金額は、住民税非課税世帯<第1区分>の場合です。
授業料・入学金のサポートも受けれる
新しい「給付型奨学金」の対象者は、大学などに申請することにより、「授業料の免除・減額」を受けることができます。「給付型奨学金」と「授業料の免除・減額」が受けられるんですね。こちらも住民税非課税世帯<第1区分>の場合の金額です。
国公立 | 私立 | |||
入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 | |
大学 | 約28万円 | 約54万円 | 約26万円 | 約70万円 |
短期大学 | 約17万円 | 約39万円 | 約25万円 | 約62万円 |
高等専門学校 | 約8万円 | 約23万円 | 約13万円 | 約70万円 |
専門学校 | 約7万円 | 約17万円 | 約16万円 | 約59万円 |
2年次以降から支援を受ける人は、「入学金」の免除・減額は受けられないです。
んっどういうことだ!?
「入学金」がでてきた。「入学金」て4月から入学するときに払うお金のことですよね!? もちろん2年生で払うわけがない。新1年生になる人は、学校決まってなくても申し込みできるの!? 11月時点で学校が決まってる人だけ申し込みができるってことなの!?
何だか、わからなくなってきたので、まだまだ調べます。
支援額は、世帯収入を3段階の基準によりきまる
今までは、年収が295万円未満の住民税非課税世帯のみ利用することができた「給付型奨学金」と「授業料減免」ですが、新しく拡大した支援対象世帯の年収目安が395万未満、461万円未満です。
2019年(高校3年生)の申請手順
2019年5月・6月頃==支援の対象となるか調べる
7月頃==学校から申請書類をもらって必要書類を提出、インターネットで申し込みをする(予約採用の申請)子供と保護者のマイナンバーの提出が必要
夏頃==進学予定校が対象として認定されたかを確認する
12月頃==審査結果の通知がJASSOから学校に届く(予約採用の候補者決定通知書)
2020年4月頃==入学後にJASSOへ進学届を提出する、授業料の減免は、進学時に進学先の学校で手続きをする
支援の開始==奨学金の最初の振り込みは、4月または5月
高校を卒業して2年以内 の人 、高校認定試験合格者(予定者)で進学予定の人は、JASSOに直接申し込む
大学等に現在在籍中の申請手順
2019年10月==文部科学省やJASSOのサイトで、支援を受けれる対象かを確認し、学校から申し込み書類をもらう
2019年11月~30日==学校に必要書類を提出し、インターネットで申し込みをする、マイナンバーをJASSOに提出する
2020年3月==学年末に学業成績などを確認し、JASSOに推薦する
4月==選考結果の通知が届き、対象者に支給開始される
支援を受けることができるか確認しよう
支援が受けれる対象かどうか調べて、受けれるようだったら支援をうける手続きをするといいですね。
高校3年生ではなかったので、5月ごろからの手続きが終わってたのはがっかりですが、今できることをして子供が不安なく進学できるといいですね。
日本学生支援機構 奨学金相談センター ℡:0570-666-301(月~金 9時~20時)
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の公式ホームページです。…